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第4話 ネコ太郎・アマグリ村の四匹の猫戦士。「星になったアマグリ村長」の巻き [ペット]

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「この村の長殿に折り入ってお頼みしたい事が有ります。お取次ぎをお願いします」と旅の者が言った。

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するとオージは空に明るく輝く星を指さしながら、こう言った。

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次回に続く‥




今回は1年前に病気で天国に行った
アマグリ村長のお話です。





その前に「アマグリ」と言う名前の由来を少し書いておきます。

昔我が家に「アマチ」と言うキジトラのオス猫がいました。
当時我が家ではあまりにも凶暴な為、10年以上もの間、他のネコちゃん達と隔離した部屋で生活をしていた「3バカトリオ」と呼ばれるオスの3兄弟がいました。アマチはその3バカトリオの部屋に入りへそ天で寝る程のボス的存在でしが、10歳ぐらいで病気で死んでしまいました。

ある日、喧嘩をするので2匹の内1匹を飼ってほしいと体操のコーチをしている息子から電話が有りました。

1匹は体操を教えている子供の父兄から頂いたアビシニアン、そしてもう1匹はこのブログで活躍中のツムジくんでした。そして引き取ったのがアビシニアン「クリスティンくん」でした。後にツムジくんも引き取ることになるのですが、その話は次回にて。

amaguriさんはクリスティンくんを一目見るなり
「この子、死んだアマチくんに面影が似ているね」と言いました。
「じゃあ、アマチとクリスティンを合わせて、アマクリにしようか?」

「アマクリより甘栗がいいわ」
ネットで調べると甘栗は沢山の人が使っていたので、カタカナにして「アマグリくん」に決定したのでした。そしてamaguriさんハンドルネームも、この名前に因んだものなのです。

10年以上使っているプロフィール欄のアビシニアンのアイコンは、そのアマグリくんなのです。

amaguriさんは、お手が出来るように成る程とてもアマグリくんを可愛がりました。
でもアマグリくんは突然、腸の一部が壊死する病気になってしまったのです。

手術は悪い部分を切除してつなぎ合せる大手術でしたが無事終わり、順調に回復していった様に見えましたが、腎臓の病気を併発して術後3か月でamaguriさんの腕に抱かれながら天国に行ってしまいました。
わずか2年の生涯でした。

amaguriさんはとても悲しんで何日も泣き続けました。

その悲しみも少し癒えてきたある日、お友達からamaguriさんに電話が架かってきました。

その友達はamaguriさんが飼っていたネコちゃんが死んだ事を、自分の事の様に気に留めてくれていました。

「私の知っているブリーダーさんがアビシニアンを保健所に連れて行くと言っている」と言うような内容でした。amaguriさん「私が引き取るから」とお友達にそのブリーダーさんに保健所に連れて行かないように頼んでもらいました。

数日して僕と2人で、そのブリーダーさんの家に行きネコちゃんを引き取りました。その猫ちゃんは死んだアマグリくんの名前をそのまま引き継いで「アマグリ」と呼ぶようになりました。

我が家にやって来たアマグリくんは先住ネコちゃん達全員に挨拶をして回り、とても温厚な性格で、たちまち皆と仲良く暮らし始め「村長」の役職も与えられ「アマグリ村長」と呼ばれるようになりました。

アマグリ村長はアビシニアンの特徴であるスリムなボディとは程遠く、座る姿は「航空母艦」の様でした。
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足にも障害が有り床を歩くと「コツコツ」と独特な足音がしました。そして年齢も当時6歳になっていて商品価値が無くエサ代もかかり、結果捨てられそうになったのですね。でもね、おかげでアマグリ村長というネコちゃんと巡り合い、楽しい年月を過ごせた事は感謝しなくてはネ。

やがて先住ネコも老衰でみんな天国に旅立ちアマグリ村にはアマグリ村長より少し早くやって来たツムジくんと2ニャンだけになってしまいましたが、後にプリッツエル王子みよ子お嬢さんが加わりアマグリ村もにぎやかになってきました。
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ツムジくん

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みよ子お嬢さんプリッツエル王子


みよ子お嬢さんが我が家に来た頃、糖尿病という病魔アマグリ村長の身体を徐々に蝕んでいきました。アマグリ村長は6カ月間インシュリン注射をしながら糖尿病と闘いましたが、遂に力尽き眠るようにして天国に旅立ってしまいました。

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大きな体が日に日に痩せて小さくなって行き、普段は立って抱かれる事をとても嫌がって数秒しか抱けなかったアマグリ村長が、病気で長く胸の中で大人しく抱かれていた事が、逆にとても悲しかったのです。






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コメント 10

green_blue_sky

もう1年になるのですね。
アマグリ村長とは不思議な縁だったのですね。
病気で苦しんでも、生きた証を残し、村長は幸せですね。
今は天国で、ゆっくり過ごしてみんなを見守っていることでしょう。
by green_blue_sky (2017-06-13 22:30) 

ちぃ

アマグリくん~あまぐり村長~あまぐり君、、と受け継がれたのですね。きれいな毛並のあまぐり村長、病気で痩せ元気がなくなる姿をみるのはどんなにつらい事だったでしょうか。。受け継がれた名前、あまぐり君、みんなと一緒に これからもずっと
元気で楽しくすごせますように!きっと先輩ねこさんたちも空の上から見守っていてくれますね(*^_^*)
by ちぃ (2017-06-14 07:17) 

扶侶夢

それぞれにいのちの歴史がありますね。こうやって改めてアマグリ村長の暮らしてきた話を聞くと胸がジンときます。
私も子どもの頃から猫たちと過ごして来た時間があるので改めて振り返ってみたい気持ちになりました。
by 扶侶夢 (2017-06-15 19:17) 

ニッキー

村長が虹の橋を渡ってからもう一年になるんですねぇ。。。
村長のあのいつもの慈愛に満ちた優しい眼差しで
きっと空の上から皆を見守ってくれてますね。

by ニッキー (2017-06-15 23:15) 

ゆきち

甘栗が結ぶ不思議な縁、村長の凛とした美しい表情の陰には、いろいろな物語が隠されていたのですね。
虹の橋へ行っても、村長はいつもみんなと一緒ですね。

by ゆきち (2017-06-15 23:54) 

のらん

アマグリ村長は、先代さんのお名前を引き継いでいたのですね。 そして、アマグリ村には、ほんとうにたくさんの村猫さんがいらしたのですね。 のんびり平和なアマグリ村は、代々のアマグリ村長が守ってくれているのでしょう(^.^)

by のらん (2017-06-17 14:50) 

ひでぷに

貴重なお話をありがとうございます!
やはり人間関係だけじゃなく、人とニャンコの間にも様々なドラマがあるものですね(*´▽`*)
もう一年も経つのですか・・・未だに村長がお空に旅立ったなんて信じられませんが...(:_;)
by ひでぷに (2017-06-18 23:12) 

mito_and_tanu

こんばんは。
アマグリ村長のお名前は代々受け継がれた由緒あるお名前だったんですね。
コロコロのアマグリ村長、かわいい。幸せ一杯な様子ですね。
風邪のときの様子って、後から振り返るとおかしくなるくらい奇妙奇天烈です。
by mito_and_tanu (2017-06-26 20:18) 

アーレム

最初はアマクリからアマグリになったのですね。私は色が栗っぽいからアマグリだと勝手に思っていました(^^;
商品価値が無くなり・・・と言う話は少し悲しくなりますが、アマグリ村に向かい入れられたのは、本当に良かったと思います。
by アーレム (2017-07-05 00:37) 

千晶

ご無沙汰しております。
アマグリ村長がアビシニアンだったとは…かなり驚きました。( ̄Д ̄;) 変わった毛色だなぁとは思っていたのですが、アビシニアンというスレンダーな印象が…<(; ^ ー^)ごめん。アマグリ村長。
by 千晶 (2017-07-05 20:57) 

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