この写真はアマグリ村長の子供の頃の写真?。
いいえそうではありません。
この子はまだ名前の無い3か月の男の子です。
一人暮らしのおばあさんが家の周りにやって来るネコちゃんにご飯を与えていたそうです。でもそのおばあさんが亡くなり、沢山の猫達が残されました。
避妊手術もしていなかったので、やがてネコちゃん達は20匹以上に増えたそうです。
そのおばあさんの息子さんが毎日ご飯を運んでいましたが、僕より高齢のため何時まで続けられるか分からないという事で、ボランティアさんに相談して全てのネコちゃんをできるだけ生かそうと里親を募集する事にしたそうです。
その頃僕はある里親募集記事の事がいつも気になっていました。
「アビシニアン風の男の子」 の里親募集でした。その子は少しアマグリ村長に似ていましたが、募集要項には高齢者不可や三重県限定と有ったので「無理かな」と思っていました。
1カ月経ってもその子の里親が見つかっていないらしく、相変わらず募集記事が載っていました。
「このままこの子が何時までも引き取られなかったらどうなるのだろう」と心配になり思い切って「ブログを見てください」とメールを送ってみました。
すると直ぐにボランティアさんから電話が有りました。しかも以前から僕のブログを見ていたというのでビックリ。
「これだけネコちゃんを大切にしてくれる所だったら」という事で8月14日の日曜日にボランティアさん3人とネコちゃんにご飯を毎日持って行っていた息子さんと4人で三重県から奈良まで片道2時間をかけて子猫を運んできてくれました。
我が家に来るまでは、ワクチン注射や血液検査やその他沢山の恐い事が有ったみたいでとてもビクビクしていました。
でもツムジくんを見ると、駆け寄ってきて泣き続けました。
最初は戸惑って怒っていたツムジくんもやがて「仕方がないな~」と受け入れるようになりました。
優しいツムジくんを、まるでお母さんの様に慕っています。
こんなにゆっくりする事が、きっとなかっただろう。
ツムジくんが見えなくなるとニャーニャーと鳴いて探し回ります。
安心して眠れる側には‥。
やっぱりツムジくんが居ました。
遂にはツムジくんが寝ている箱に潜り込んで寝ています。
きっと久しぶりにお母さんの夢を見ているのでしょうネ。
で、プリッツエル王子はどうしているかと言うと、急に駆け寄ってニャーニャー鳴くこの子にビックリして興奮気味。ほとんど面会に来ません。
そして今はみよ子お嬢さんの所で入り浸り状態です。
まあ、1週間もすれば子分の様に、この子を連れ廻しているかもしれません。