Photoshop2015.5
音も無く
黒い影が襲ってくる。
あまぐり君にとって新たなる脅威とは‥
それはみよ子お嬢さんの事でした。
ご存知の方は知っておられますが、「家庭内野良猫」のみよ子お嬢さんはプリッツエル王子の事が大好きです。本当はいつまでも側に居て欲しいのです。が、プリッツエル王子はたまにしか遊びに来てくれません。
プリッツエル王子は最近やって来たあまぐり君が気に入らず、時々ネコパンチを放って威嚇していました。
そしてみよ子お嬢さんの所へ一日中入り浸っていました。
それがみよ子お嬢さんにとってとても、とてもうれしく幸せな事でした。
しかし、プリッツエル王子は気まぐれ、あまぐり君を怒ることも最近は少なくなってきました。
そして必然的にみよ子お嬢さんの所に居る時間が少しづつ少なくなってきました。
みよ子お嬢さんは考えました。
「あいつ(あまぐり君)のせいね、プリッツエル王子が私の所に来る時間が減ったのは‥」
そしてみよ子お嬢さんは黒い忍者の様に音も無くあまぐり君に近づき、尻尾をパンパンにふくらませ、背中の毛を逆立てながらきつ~いネコパンチをあまぐり君に放つのでした。
女の嫉妬でしょうか?それは、はるかにプリッツエル王子より強力なネコパンチでした。
でもご心配なく、あまぐり君は軽い身のこなしで上手にみよ子お嬢さんのネコパンチをかわしています。
一時は怖がっていますが、懲りもせずみよ子お嬢さんの縄張りの納屋の方に近づいて行ったりしています。
全く懲りていない様子です。
僕はやがて時間がたてば、4ニャン仲良くアマグリ村を楽しい村にしていってくれると思っていますが、さてどうなる事でしょうか。
でもしばらくはあまぐり君の前には「怖~いお兄ちゃんと怖~いお姉ちゃん」が猫道の教育をビシバシとしてくれそうです。
でもいくら「怖~いお兄ちゃんとお姉ちゃん」がいても、あまぐり君には「優しいお兄ちゃん」がいます。
ツムジくんです。
あまぐり君は生まれて2カ月ぐらいで、先に里親にもらわれていったお母さんと生き別れをしています。
一番お母さんに甘えたい年頃にお母さんがいなくなって、とても寂しくて怖い思いをした事でしょう。
だからお母さんがわりのツムジくんの顔にまとわりついたりするんでしょうね。
ツムジくんもお世話が大変そうです。
育児から解放され、憩いのひと時を過ごしているツムジくんです。
この姿勢、僕にとって萌えポイントが高くて癒されます。
今回もみよ子お嬢さんのプリッツエル王子への思いを歌ったような曲です。