次回に続く




今回はみよ子お嬢さんの紹介です。

納屋の隠れ家でくつろぐ「家庭内野良猫」みよ子お嬢さんです。


元は裏山から下りて来た生まれて2~3か月の野良猫さんでした。
みよ子お嬢さんは何処にも行かず裏山の木の下で、三日三晩鳴き続けていました。
可哀想に思った僕達が食べ物を持って行くと、人間が怖いのか一目散に逃げて隠れてしまいます。
僕達が居なくなると又戻って来て鳴き続けます。
天気予報では次の日は雨。
保護しようと近づくと逃げるので仕方なく、食事とビニールでカバーをした段ボールを置いておきました。
僕達の心配をよそにみよ子お嬢さんは、我が家のネコちゃん脱走防止のために張ってあるネットのすき間から家の中に入ってきました。そしてそのまま居座ってしまいました。


みよ子お嬢さんは最初から「家庭内野良猫」ではありませんでした。


amaguriさんの趣味のクロスステッチ刺繍の糸でたわむれる、ごく普通の可愛いネコちゃんでした。がある日、みよ子お嬢さんのお尻から、きし麺状の虫が出てきたのです。
マンソン裂頭条虫」というお腹に巣食う虫でした。
みよ子お嬢さんは生まれて早くに親からはぐれたか、死別したようです。
裏山には近所の人達が野良猫達に食事を与えているようで、野良猫達は健康そうで太った大きな子が沢山います。でも親のいないみよ子お嬢さんがその食事にありつけるチャンスはとても少ないのです。
仕方なくみよ子お嬢さんはカエルを捕って食べていたのです。

そのカエルマンソン裂頭条虫」が潜んでいました。
みよ子お嬢さんはきっとそのカエルを食べる事は本当は嫌だったけれど、生きるために仕方なく食べたのです。その証拠にみよ子お嬢さんカリカリ以外、一切食べようとはしません。
きっとみよ子お嬢さんにとってカリカリ憧れのお食事だったのですね。

その虫の駆除に獣医さんに連れて行ったのが「家庭内野良猫」の始まりでした。

特にみよ子お嬢さんについていた虫は強じんで中々駆除できませんでした。結局5回も注射をしてやっと駆除できましたが、医者嫌いのみよ子お嬢さんは「極度の人間不信」になってしまいました。そして「家庭内野良猫」になった決定的な事は「避妊手術」でした。この事で今では近づく事も触る事も出来なくなってしまいました。


我が家に来た頃はツムジくんに甘えていました。


でも今はプリッツエル王子恋をしています
プリッツエル王子みよ子お嬢さんをとても可愛がります。


アマグリ村の村長であったアマグリ村長がいた頃は「家庭内野良猫」みよ子お嬢さんもみんなと一緒に仲良く過ごしていましたが、アマグリ村長が天国に行ってしまった後は、納屋の隠れ家で過ごす事が多くなりました。


でも時々大好きなプリッツエル王子が遊びに来てくれるので寂しくはないようです。って言うか、ご飯も食べられて、おトイレもいつも綺麗で、あまり干渉されない自由気ままな生活が案外気に入っているようです。
そんなみよ子お嬢さんの生活ぶりを見ていると、不思議と可愛いのです、不思議とね。(*^^*)










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