頭の中はピカピカの一年生が初めての遠足にドギマギしながら先生に連れられて行くのとほとんど同じだ。

「あっ川だ!、川だ!」それも緑や青、とにかく美しい。しかも水辺に茂る草の緑と薄ピンクの小さな花々がそよ風に揺れながら微笑んでいる。

「イヤーン!」

私達二人は、まるで5歳児のように、花をなでなでし、時にはカメラマンよろしく写真を撮りまくり楽しんだ。途中で本屋が有り、再度道を確認するために店主に聞いた。

「ルイーズ湖へ行く道は?」すると店主は「ああ、この道をずっと行って山道を通ると速く着けるよ、ハブ、ア、ナイスデーイ!」

どうやら問題は無いらしい。少し行くとやはりユースのお兄さんも言っていた通り、山の入り口が有り私達はそこに足を踏み入れた。