今回は我が家で1番の古株
ツムジくんのお話です。
お昼寝タイムのツムジくん
ツムジくんは東京都世田谷区生まれの野良猫でした。
東京で機械体操のコーチをしていた僕の次男が住んでいるアパートに頻繁に来るようになり、自然に飼われるようになりました。
東京で機械体操のコーチをしていた僕の次男が住んでいるアパートに頻繁に来るようになり、自然に飼われるようになりました。
その家には既に先住ネコがいました。
それが前回紹介した初代のアマグリ君でした。
初代アマグリ君
それが前回紹介した初代のアマグリ君でした。
初代アマグリ君
そのアパートはコーチとして勤めていた体操クラブの寮として使用していたのでネコを飼う事は内緒でしたが、ツムジくんが大きな声で鳴いたり、アマグリ君と暴れたりするので、近所迷惑も考えアマグリ君を我が家に引き取る事にしました。
ツムジくんはアパートでは息子が仕事中には外で過ごしていたようですが、ある日全身傷だらけでひん死の状態で息子のアパートに帰ってきました。
息子は血だらけのツムジくんを抱きかかえ近所の獣医さんに駆け込みました。
先生の話で複数の猫に襲われたようだとと分かりましたが、治療費が10数万円かかると告げられ途方に暮れました。
銭湯の浴槽洗いのアルバイト代を全て出しても足りません。思い悩んだ息子は僕の所に「お金を貸してほしい」と電話してきました。
先生の話で複数の猫に襲われたようだとと分かりましたが、治療費が10数万円かかると告げられ途方に暮れました。
銭湯の浴槽洗いのアルバイト代を全て出しても足りません。思い悩んだ息子は僕の所に「お金を貸してほしい」と電話してきました。
我が家では息子が赤ん坊のころから猫がいましたが、1回も虐めたりせず優しく育ってくれました。
ツムジくんは何とか一命をとりとめ日に日に元気になりましたが、発情期も有りアパートで飼い続ける事が難しくなってきたようです。
帰省のついでにツムジくんを連れて息子が帰ってきました。
帰りは高速バスで帰るという息子に僕は「高速バスで猫を連れて帰るのは、大変だな」と心配して聞くと「ツムジくんは置いていくので、よろしくお願いします」と言われビックリ。
帰りは高速バスで帰るという息子に僕は「高速バスで猫を連れて帰るのは、大変だな」と心配して聞くと「ツムジくんは置いていくので、よろしくお願いします」と言われビックリ。
寮では猫を飼い続けるのは無理か?そう納得して預かる事にしました。
沢山の猫に襲われたのが原因だろうか?ツムジくんは超ビビリでした。やがて息子も東京に帰ってしまい、とても心細いツムジくんはホームこたつに入ったまま何日も泣き続けました。
発情期も来ていたので早々に去勢手術もしました。
それに東京で一緒に暮らしていたアマグリ君もいたことで随分とリラックス出来るようになったみたいです。そのアマグリ君も1年も経たずに病気で天国に行ってしまいツムジくんはとても寂しそうでした。
そんな我が家に新しい仲間がやって来ました。
それがアマグリ村長です。
2代目アマグリ村長
それがアマグリ村長です。
2代目アマグリ村長
当時何匹もの先住ネコがいましたが、ツムジくんとアマグリ村長はとても気が合ったみたいで何時も一緒にいました。超ビビリのツムジくんが生意気になれるのはアマグリ村長だけでした。
アマグリ村長にハイキックを放つツムジくん
アマグリ村長を踏みつけるツムジくん
アマグリ村長にハイキックを放つツムジくん
アマグリ村長を踏みつけるツムジくん
8年間、そんなツムジくんのわがままを許してくれていた優しいアマグリ村長も糖尿病で天国に行ってしまいました。
初代のアマグリ君、2代目のアマグリ村長と暮らし、新しく我が家にやって来たあまぐり君とで実に3代に渡って猫生を共に送っているツムジくんです。
無防備に寝る3代目あまぐり君
無防備に寝る3代目あまぐり君
今まで超ビビリだと思っていたツムジくんがアマグリ村の外から侵入してきた自分よりはるかに大きな黒猫を追い掛け回し撃退した勇姿を見ると、東京で複数の猫に襲われた時も、逃げる事無く正々堂々と立ち向かって傷つき倒れたのかもしれない、そう思う時も有ります。
ツムジくんは普段は超ビビリでも、いざとなればみんなの為に戦う、そんな静かな戦士なのです。
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