[さて道は?」下にはハイウェイが通っているので、かなり見晴らしが良かった。そのハイウェイを横目にして一本道を突き進んでいった。20mも歩くと再び針葉樹の中を1km歩いた頃友人Mさんと足元を見た。

「アマグリさん、これウンコやない」「あ、ほんまやウンコや‥‥それにしてもすごくでかいね」と、言いかけた途端、なぜか背筋がゾ~ッとした。

まさか、牛?ブタ?キツネ?いやいや、これはそんなもんがする様なウンコではない。頭の中は真っ白になり、悪い予感だけがグルグル回った。

「これはアレや、アレしかおらんでェ~!!」

「ギャー!!!!!クマ!?」半信半疑であった。