皆さん、アマグリ村長に温かい声援をいただきありがとうございます。おかげさまで800以上もあった血糖値も昨日、獣医さんでの測定結果290(基準値は71~148)と随分と下がり体重も増えてきました。先生曰く「理想は少し低血糖の状態まで持って行き、自力でインシュリンの分泌までもっていこうと思います」

なんと、猫の糖尿病は人間と違って回復すると自力でインシュリンを分泌するそうです。人間にとっては随分と羨ましい話です。

今後、自宅でインシュリン注射を続け2週間後に血液検査に行きますので、その時点で又報告させてもらいます。




去年の11月のアマグリ村長です。
毛並みも良く、ふっくらした印象です。 




今年の11月の様子です。




毛が逆立ち、随分と痩せています。この時点で獣医さんに連れて行きました。
そして後ろに写っている「黒い子猫」この子がアマグリ村長の命を救ったと言ってもいい存在です。


少し話が長くなりますが、お付き合い下さい。

1月程前のことです。
裏山の花壇の雑草を刈っていた我が家の奥さんが「白い猫が首から上だけ出た状態で埋められている」と僕に言ってきました。それは大変、今世間を騒がせている動物を惨殺して捨てたりしている奴がこの地区でも現れたかと思いその場所を見に行きました。

よく見ると白い猫と思った頭は、すでに白骨化した猫の頭でした。それを家の奥さんは「白い猫」と勘違いしたみたいです。更によく見ると横たわる黒い毛が土に還ろうとしていました。

自然死です。

僕はその上に土を被せ、小さな石を敷き詰め葬ってやりました。可哀想にきっと山に住む野良猫チャンでしょう。

次の日にから、子猫の鳴き声が聞こえ始めました。ベランダ越しに見ると「黒い子猫」が鳴いていました。その子猫は死んだ黒猫のお墓の傍らで泣き疲れ寝ていました。死んだ黒猫が子猫の親かはわかりませんが、その様子を見ていると思わず涙が出てきます。

家の奥さんが可哀想だとお墓の側に食事と水と箱を置いてやりました。子猫は久しぶりのご飯なのか一生懸命食べていました。子猫は僕達がご飯をやりに行く度、全速力でその場から走って逃げてしまいます。そして毎日、毎日悲しそうにお墓の側で鳴き続けましたが、側に行くと一目散に逃げていくのでどうしようも有りませんでした。

次回に続く‥。




平原綾香
命の名前



目をつぶって、じっと聞いていると今まで飼っていたネコちゃんの事を不思議と思い出し胸が熱くなります。