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恐怖のコンパートメント(真夜中の恐怖)その2 [旅行]

私の背中でしっかり押さえつけていたはずの赤いバッグが、スイーッと宙に浮く感じを覚えそれが、まるで生き物のようにスルスルッと私のひざから足元へ持ち去られるの感じた。

それはもう一瞬の出来事で、私の頭は混乱しそのまま「ヒヤーッ!!」と、おそらく一生に一度出すかどうかという悲鳴が暗闇の中で響きわたった。

 

部屋は騒然となり、まるで蜂の巣を叩いた様に上へ下への大混乱!。電気を点けた時、全員の目はドアに釘付けになった。確かに鍵をかけたはずのそのドアが10cm程こじ開けられていたのだ。そして私の赤いバッグがトランクのバリケードの前にポツンとあった。

待機していた警察官がドバッと出てきて私達に「大丈夫か!?」と訊いてきた。
幸い何も盗られていなかったものの心臓はバクバク、全員の顔は真っ白になり血の気が引いていた。


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bunkataisi

警察官が近くに居ても、狙った獲物は確実に物にする窃盗プロのすごさが良くわかります。
でも、この続きがあるんですよね。
by bunkataisi (2007-04-06 14:08) 

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