SSブログ

20年間連れ添った黒猫夫婦の物語「いつも一緒、みよ子とたくろう物語」 (その17)『お帰りみよ子、お帰りたくろう』

前回の紹介 

とても寒い冬の夜でした。
1本の電話がamaguriさんにかかってきました。
それは「みよ子とたくろう」が住んでいる近所のおばちゃんからの電話でした。

「みよ子とたくろう」について、なんか深刻そうな話をしている様子です。

amaguriさんが電話を切った後、僕にこう言いました。

amaguriさんの話を要約するとこうだ。

「みよ子とたくろう」を預かってもらっているお姉さん夫婦の娘さんに孫が誕生した後、ネコの毛やノミが赤ちゃんにとって害になるということで外で飼われる様になったそうです。

近所のおばちゃんが雪が降っていて2匹の寒そうな様子を見かねてamaguriさんにどうしたものかと電話をかけてきたのです。

今まで可愛がられていたのに、突然外に出されたまま家に入れてもらえなくなった「みよ子とたくろう」にとってどれだけショックだったろうか。

 雪の中のみよ子とたくろうのコピー.jpg

 

いつ見てもお姉さん夫婦に可愛がられていた「みよ子とたくろ」が幸せそうに見えたので、今はその存在さえ忘れかけていた自分たちの無責任さに気付かされた電話でした。

「みよ子とたくろう」を引き取ろう、そう決めた僕たちは
大阪空港までふたりを送ってもらうように頼みました。

「いたいた!」空港の一時保管施設にケージに入れられた黒猫2匹を発見。

その後、ケージの中を見た僕たちは絶句した。

ケージの中にいたふたりはすっかり年老いて痩せ、外の生活がいかに過酷だったかを物語る様に「たくろう」は耳から血が混じった膿を出し、「みよ子」は左目の黒目が真っ白で、すでに光を失っている様に見えた。

僕たちはそんなふたりにそっと声をかけた。

「お帰りみよ子」、お帰りたくろう

                                     次回に続く‥‥ 

大きさ横幅800ミリ×縦550ミリのジャバクロスに下に有る様な
刺繍をいくつも配置して完成させます。今年中に仕上げたいと
思っています。
 
 
 
ママ刺繍9.jpg
これはハガキより少し大きいぐらいのサイズです。
 
 
 
ママ刺繍10.jpg 
 
 

 
ママ刺繍6.jpg
 
 
 
 
ママ刺繍5.jpg
 
 
 
 
ママ刺繍4.jpg 
次回は他の部分を紹介しますね。
 
 


 

1343118467mvCzU0EXIaY2yyq.gif
                                        ブログランキング・にほんブログ村へ

  過去記事もどうぞ
[わーい(嬉しい顔)] マンマミア~。私とイタリア娘の騒動記
[わーい(嬉しい顔)] 特別連載?僕の大腸検査体験記
[わーい(嬉しい顔)] スシティーチャーがやってきた(オーストラリア編)
[わーい(嬉しい顔)] 泣く子も黙るスロバキア国境警備隊
[わーい(嬉しい顔)] スイートルームが大洪水!!
[わーい(嬉しい顔)] カナダ、ロッキー山脈のクマ騒動
[わーい(嬉しい顔)] 恐怖のコンパートメント(スペインからイタリアへ)

 


nice!(90)  コメント(37)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ペット

nice! 90

コメント 37

Mitch

ご訪問とnice!、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
by Mitch (2012-08-10 21:29) 

amaguri

Mitchさんこちらこそよろしくお願いいたします。
by amaguri (2012-08-10 23:21) 

figaro

ご訪問、ありがとうございました。
また、お邪魔致します^^
by figaro (2012-08-10 23:50) 

ひでぷに

猫グッズ博物館で不幸な猫ちゃんの実態を垣間見て来たばかりですので、非常に胸が痛みます...
特にイラストが悲しみを誘います...
大勢の人に見てもらいたいですね。
by ひでぷに (2012-08-11 00:21) 

amaguri

figaroさんご訪問ありがとうございます。

by amaguri (2012-08-11 00:38) 

amaguri

ひでぷにさん今晩わ。
この物語も後2回程の予定です。
よかったら最後まで見てください。
by amaguri (2012-08-11 01:03) 

ほちゃ

ご訪問^^とっても感謝です~(o'ヮ'o)♪
本当に~ありがとうございました~o(^-^)o♪
by ほちゃ (2012-08-11 02:22) 

amaguri

ほちゃさんこんばんわ、オリンピック見ながら書いてます。
また訪問させてもらいます。そんなに感謝されたら照れて
しまいます。
(jyoji-san)
by amaguri (2012-08-11 03:08) 

岩崎ナギ

刺繍素晴らしい!
素敵な色づかいです。
ネコの話は環境の急激な変化は、
他人事(他ネコ事)ではないと感じます。
by 岩崎ナギ (2012-08-11 06:09) 

親知らず

御訪問&コメントありがとうございました。
by 親知らず (2012-08-11 07:39) 

toshi

御訪問、ありがとうございます。
刺繍、良い色つかいだと思います。
by toshi (2012-08-11 07:55) 

こいちゃん

え・・・・その電話だったのですか・・・
2ニャンはお姉さんところで幸せと思ってました。
ショックと外の生活でそうなったんでしょうね・・・
私の知人もお孫さんができて、猫3匹いるものですから娘さんが帰らないと言い、自分が娘夫婦の家に毎日通っています。
今まで一緒に生活してたのにと嘆いています。
でも猫と一緒に赤ちゃん育ててるヒトもいるよねぇ・・・私も次男半年からりんごさんと一緒だったけどなぁ・・・
この後、どうなるんだろう・・猫も刺繍も。。
by こいちゃん (2012-08-11 08:05) 

くーすけ

このお話の続きが大変気になります…
ハッピーエンドだといいなあ〜
世の中の全てのにゃんこ達に幸せでいて欲しいです。

刺繍もホントに素晴らしい!
こういう根気はないので、ただただ見とれるばかりです。
by くーすけ (2012-08-11 09:01) 

YUTAじい

こんにちは。
ご訪問、nice! ありがとうございます。
素適なブログですね、宜しくお願いします。
by YUTAじい (2012-08-11 09:04) 

Rita

はじめまして。
ご訪問下さって、ありがとうございました(∩.∩)
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
刺繍の図柄、夢があって素敵ですね☆彡
by Rita (2012-08-11 09:28) 

amaguri

岩崎ナギさんコメントありがとうございます。
急激な環境の変化はねこちゃんにとって時には命取りになってしまいます。以前東京にいる長男夫婦に譲ったねこちゃんが、捨てられたと勘違いしたのか、わずか1週間で体調を崩し危篤状態になりました。新幹線で向かえに行ったamaguriさんが最後を看取りました。
それほどねこちゃんにとって環境の変化は大変なことなのです。
by amaguri (2012-08-11 12:11) 

amaguri

親知らずさん、コメントありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
by amaguri (2012-08-11 12:16) 

amaguri

toshiさんコメントありがとうございます。
刺繍褒めてくださってありがとうございます。
たいへん励みになります。
by amaguri (2012-08-11 12:22) 

amaguri

こいちゃんさん、コメントありがとうございます。
小さい頃から動物とふれあって暮らすと心の優しい子に
育ちます。命の尊さを知るようになります。いじめで自殺などの
報道を見るとなおさらそう思います。
by amaguri (2012-08-11 12:33) 

amaguri

くーすけさんコメントありがとうがざいます。
刺繍は好きなものですから、楽しくやっています。
好きこそ物のなんとやらです。
by amaguri (2012-08-11 12:38) 

amaguri

YUTじいさん、コメントありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
by amaguri (2012-08-11 12:47) 

amaguri

Ritaさん、コメントありがとうございます。
そうなんです、色々夢見ながら刺繍をしています。
このひと時が幸せを感じます。
by amaguri (2012-08-11 12:51) 

にゃん

日本に 一時帰国中のにゃんです
 雪のなかでのニャンコは みちのくでは 外猫が
  雪道に足跡を付けていて あのマイナス気温になる
   夜の寒さの中 トボトボ歩いているようです
    そんな外猫は寿命も短くて 世代交代が早く感じます。 
by にゃん (2012-08-11 16:26) 

のらん

つらいお話ですね・・・でも、赤ちゃんが生まれたから、と飼っていた犬・猫を保健所にもちこむ人も多いようです・・・
by のらん (2012-08-11 16:37) 

amaguri

にゃんさん、コメントありがとうございます。
amaguriさんから電話の内容を聞いた時に
最初に頭に浮かんだ光景がこのイラストです。
さぞ辛かっただろうと思います。
(jyoji-san)
by amaguri (2012-08-11 17:26) 

amaguri

のらんさん、コメントありがとうございます。
さすがに保健所には連れて行かれませんでしたが
電話がなければ知らない間にふたいとも死んでいたかも
知れませんね。
(jyoji-san)
by amaguri (2012-08-11 17:30) 

マンチ軍団

刺繍可愛いですね!
ペットを何故迎えたのか…可哀そう〜
無責任な扱に寂しくなりました。
これからは幸せになれるから辛かった事は
早く忘れると良いですね。

by マンチ軍団 (2012-08-11 18:13) 

amaguri

マンチ軍団さん、コメントありがとうございます。
僕達が困っていた時にねこちゃんを10数年も預かってくれたので
感謝していますが、外で飼う前に一言連絡をくれたらよかったに
と思いました。
(jyoji-san)
by amaguri (2012-08-11 18:45) 

hatumi30331

泣けちゃいます・・・・・。
こんなことになるなんて・・・
また二人で・・・優しさに包まれた環境で余生を送って欲しいですね。 帰って来れて良かったですね。

刺繍・・・素晴らしいです!
不器用な私には尊敬です!^^
by hatumi30331 (2012-08-11 20:57) 

ゆきち

ご来訪&niceありがとうございます。
外に出されてからのニャンズの気持ちを考えると、
胸が苦しくなります・・・
お話の続きが気になってしょうがないです。
どうか、再び穏やかな猫生を送っていてほしいです^^

by ゆきち (2012-08-11 21:47) 

ニッキー

どうか、みよ子さんとたくろうくんがまた幸せな毎日を送れたお話でありますように<(_ _)>
by ニッキー (2012-08-11 22:24) 

amaguri

hatumi30331さんコメントありがとうございます。
余生は短いですが、きっと幸せだったとおもいたいです。
amaguriさんの刺繍コーナーは次回も載せる予定です。
見てやってください。
(jyoji-san)
by amaguri (2012-08-11 22:45) 

amaguri

ゆきちさんコメントありがとうございます。
そうですね、いつも自由に出入りできていたのに
ある日突然中に入れなくなた時はかなり鳴いたのでしょうね。
そう思うと胸が熱くなります。
(jyoji-san)
by amaguri (2012-08-11 23:10) 

amaguri

ニッキーさんコメントありがとうございます。
次回を楽しみにしていてください。
きっと幸せに暮らせると思います。
(jyoji-san)
by amaguri (2012-08-11 23:14) 

ももきち

ご訪問&コメントありがとうございました。
嬉しかったし、なんかホッとしました(^v^)
by ももきち (2012-08-12 01:34) 

amaguri

ももきちさん、コメントありがとうございます。
次回も楽しみにしてください。
by amaguri (2012-08-12 10:24) 

ささ

ええ~~っ! まさか二匹がそんな事にっっ!
衝撃過ぎて、言葉が浮かびません。
by ささ (2012-08-30 08:07) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。